学会主催研修会のご案内
年次大会終了後、高齢者分野・精神科分野の研修会を下記要領で開催いたします。
実践に結び付く研鑽の機会として、ぜひご参加ください。
---------------- 高齢者分野 ----------------
「認知症のある人がその人らしく生きる支援とは?」(定員50名)
講師 専門作業療法士(認知症)守口 恭子 先生 (健康科学大学健康科学部作業療法学科)
認知症のある人が、今「その人らしく」暮らしているかどうかを考えることは、重要である。それはケアする人が、認知症になったからもう何もできなくなったと思いがちで、本人の意志よりも介護者の都合を優先させたり、過介助することで認知症のある人の主体的な生活ができない状況を作っていることが多いからだ。
認知症のある人は、認知障害のためにできないことも多くあるが、認知障害とは直接関係なく保たれているものもある。その能力を生活に生かし、大切に育んでいけば、認知症のある人も主体的に行動でき、「その人らしく」なるのではないか。
ここでは、デイケアにおいて、どのような場面でどのような支援をしたら、認知症のある人が「その人らしく」なるのか、具体的な事例で参加者の皆さんとともに考えてみたい。
---------------- 精神科分野 ----------------
「生活を支えるデイケアの運営―多職種協働の強みとは」(定員 50名)
講師 精神保健福祉士 富澤 宏輔 先生 (大阪人間科学大学人間科学部社会福祉学科)
デイケア利用者の生活基盤は地域にあります。地域に居住し、デイケアに通所して活動することは、利用者の生活にとってどのような支えとなっているのでしょうか。近年、デイケアのあり方には議論があり、リハビリテーションの効果が問われています。
デイケアは、当初より多職種協働の場として展開してきました。この多職種協働の強みを確認しながら、利用者の生活を支えることについて、ともに考えてみたいと思います。
デイケアでの勤務経験にかかわらず、多職種協働で生活を支えることに興味のある方の参加をお待ちしています。
【日 時】 26年9月19日(金) 16:30~18:30
【会 場】 目白大学新宿キャンパス 10300教室(高齢者分野)10301教室(精神科分野)
【参加費】 会員 2,000円 非会員 4,000円
高齢者分野のみ参加申込みを受付いたします。
申込み方法は下記にあります学会主催研修会申込書PDFをダウンロードしていただき
必要事項をご記入の上、研修会当日に受付までお持ちください。
参加費も研修会当日に受付でお支払いください。
【お問い合わせ】
日本デイケア学会事務局 TEL 03-3813-6368 FAX 03-3813-6368